美香はシャンプーを洗い流しながら、首筋に寒気を感じていた。
どこからか吹いてくる風が、そっと首を撫でたのだ。 浴室には窓は一つしかなかった。 ひんやりするタイルの感触・・・ 美香は窓を閉めようとして、ふと微かな物音に気づいた。 美香は目をつぶったまま、反射的に窓の向こうに手を伸ばした。 何もない。 そのまま手を、窓の下の方へ突っ込む。 「こら、ミーコ!しっしっ!」 ミーコなんてペットは居ない。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||