注) この物語については、厳密にはオリジナル作品とは言えないかも知れません。 ですが、不思議な事に私は、「おいてけ堀」のちょっとした物語を<知っている>のです。 もし、この話を他で聞いた事がある方がいらっしゃれば、是非メールなどでお教えくださると嬉しいです。 |
加代は木戸を開けて、空を見上げた。
振り返ると、囲炉裏から少し離れた所に布団が敷いてあり、そこに真っ赤な顔をした赤子が横になっている。 赤子の様子がおかしくなってきたのは、五日も前の事だった。あまり眠らなくなり、息を吸う時、極端に胸を反らせる。 赤子は一向に回復する兆しもなく、日に日に息の音も弱々しくなっていた。 この時代、女が一人で夜道を行くのは、正気の沙汰ではなかった。 特に、加代の住む村の側には、朽ちた屋敷が一軒あり、その周りを囲むお堀には、気味の悪い噂があった。 「おいてけ堀」を迂回していけばいいのだ。 ↓選択してください↓ |
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