注)この話はまったくの事実で、物語中の「私」は、私です。 |
その時私は、仕事で名神高速道路を走っていました。
と言っても、運転はしておらず、ワンボックスの後部座席で、うつらうつらとしていました。 と、ワンボックスが急速にスピードを落とすのを、体で感じました。 私はその異常さに目を開けると、ワンボックスはユルユルとしたスピードで走っていました。 道を塞ぐように停まっている事故車は、普通乗用車で、こちらに右側面を見せています。 ワンボックスは、その乗用車の横を過ぎてゆきます。 そのまま、前に目線を移すと、助手席に泣き叫ぶ女性が乗っており、パニック状態になっているのか、ロックされているドアを無理矢理開けようとしています。 白と赤のスニーカーが見え、青いシーンズが見えます。 そして、その上には首がありませんでした。 トラックに巻き込まれた時に、首をもぎ取られたようでした。 私は、不思議なほど静かな気持ちで 翌日の新聞に、その時の事故の記事が載っていました。 |
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